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| ■コーヒーに熟成という効果はあるのか? |
ワインの特徴として熟成という効果があります。
長い期間熟成されたヴィンテージものと言われるものは
一本70万以上もするものが、ごろごろあります。
そんな高いワイン、私はメフィストにそそのかされても買えませんし
手にはったとしても、あける度胸がねぇな〜と思いますが。
このようなワインに代表されるように、食材においては
期間が経過することで熟成という効果が期待できるものがあります。
そして熟成されることで、よく深い味わいを楽しむことができるわけですが
コーヒーもワイン同様、時間の経過で味わいにプラスの効果が
うまれるという熟成効果があるのでしょうか?
答えから言うと、イエスです。
会員の方より以前
「土居さんのところで、焙煎釜からでた直後のコーヒーを
飲んでみたい!」
と言っていただいたことがあります。
しかし実は焙煎の釜からでた直後が、その銘柄のもつ味わいのピークか
というと、そうではありません。
焙煎の釜から出た直後のコーヒーをたてて飲んでみるとまだ味にとがりが
あるのがわかります。酸味や苦みといった味わいにおちつきがありません。
若いという表現がぴったりの味わいです
これが焙煎してから、1日〜2日ほど経過することで、徐々に味わいに
落ち着きが現れてきます。味わいに変化が生じてくるわけです。
この味わいの変化は、焙煎してから3週間くらまで続きます。
これも会員の方から、以前言っていただいたことですが
「土居さんからの豆、私は届いてから一週間目くらいの味が
一番好きなんだけど、私がおかしいのかしら。」
もちろんこれはまったくおかしいことではありません。味わいの変化が
生じる以上、焙煎してからどのタイミングの味わいが好きかと
いうことは、個人の嗜好が出て当然なわけです。
ワインの専門家が「このワインはあと20年は熟成する」と言った場合の
ことばは、そのワインが今後20年間おいしく飲めるという賞味期限の意味
ではありません。20年間にわたって品質が向上し続けること意味して
います。
私はこの考えは大好きです。コーヒーにおいてはワインのように
何十年という時間はありえませんが、焙煎してから3週間くらいの期間に
おいては、味はどんどん良くなっているはずだ、私はそう考えています。
焙煎直後から、時間が経過することで味わいになめらかさが
加わってくるからです。
焙煎してから一ヶ月も二ヶ月も経過したコーヒーは論外ですが、
この期間内におけるコーヒーの味わいの変化は、ぜひコーヒーの
あじわいにうるさい当社会員の方にはこのことを意識し、楽しんで
いただきたいところです。
追伸:こういうことは、もちろん豆の品質が重要になってくることで
どの豆でもこんな効果があるというわけではありません。
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